先の地方共同税でも述べましたが、またまた政府がやってくれそうです。中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険への国庫負担を削減し、その分を大企業の健康保険組合と公務員共済に肩代わりさせるとのこと。
まさにとりやすいところからとる、を絵に描いたような話で、理念もヘチマもない。中小企業と大企業の格差が広がる中で、政管健保のあり方、健康保険組合のあり方を議論しなければいけないはず。それこそ国民皆保険と言うなら、健康保険の一元化だって視野に入れなければいけない。それこそが構造改革なのに、結局政府・自民党・公明党ができるのは、こういう数字の帳尻合わせでしかありません。
まあ、かつて構造改革ではないものを構造改革だ、としていた時からすれば、あまりにも分かりやすい。こちらからすれば攻めやすくていいけれど、でもあんまりと言えばあんまりなやり方です。
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