民主政治とは、目標に向かってジグザグに進んでゆくもの。一直線ではありません。一直線に間違った方向に進むことを回避するための方策が民主主義。だから後から考えれば「なんてバカなことを」と思うようなことが起こるのも民主主義。「やってみなければ分からない」のも民主主義の特徴でしょう。いずれにしてもそのつどの選挙の結果を国民の判断としてやってゆくのが民主主義ですから、選挙結果が良い悪いではありません。
だから人間は、特に政治家は歴史に学ばねばなりません。ジグザグの幅を少しでも小さくするためには、歴史から多くのことを知ることができる。テロ特措法の延長問題が盛んに言われていますが、戦争の悲惨さを語ること以上に、なぜ戦争が起こるのか、なぜ戦争を起こしてしまうのか、それを考えねばならないということです。
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