高度成長時代は、日本各地で予算をバラマキ。「依存と分配」の構図が日本社会にできてしまいました。さて、21世紀になってからは、バラマキはダメということで、徹底的にバラマキをストップ。結果、地域間格差が生じたというのが自民党の認識で、大バラマキはダメだけれど、中程度にバラまこうというのが、自民党総裁選挙の議論のようです。
こんなんじゃ話になりません。ようするに制度仕組みは変わらないまま、国の借金を地方に付け替えるようなことばかりやってきたから、地方が疲弊しているわけで、そこに公共事業を今のまま追加しても、国地方とも財政がさらに悪化するだけのことです。
「量」の議論ばかりで「質」の議論が行われない。「無いものねだり」から「あるもの探し」に方向を転換して、予算額を減らしても生活密着の公共事業を実施できる方策を模索するべきです。
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