今の自民・公明与党は、衆議院で三分の二の勢力を持っているのですが、これは小泉郵政解散の結果。郵政民営化だけを争点に行った選挙で、確かに自民・公明両党は圧勝したわけですが、その遺産を相続した安倍内閣が、憲法も教育も何でもやりたいというのは、まさに「前任者の七光り政権」。安倍氏自身、地盤・看板・カバンを祖父伝来で譲ってもらっているわけですが、国会の議席まで前任者から譲って、「ボクのやりたいこと」だけをやるなら、政治家も気楽な家業です。余りにも民主政治からかけ離れているのではないかと思います。
その意味で、今回の参議院選挙は、政権交代ではないかもしれないけれど、政権を信任するか否か選挙であることは間違いありません。本来なら衆議院を解散して、自分の実行したい政策課題について、国民の意見を聞くべきですが、参議院選挙によっても安部政権への評価は十分に下せるはずです。
細かいことですが…
アベ首相は「安部」ではなく「安倍」です。国語のテストなら〇は貰えませんね。
まっ、それはさておき
所詮といえば失礼とは思いますが、やはり参院選は信任選挙以外の何物でも無いでしょう。現状は。
政党色のない「良識の府」として、例えば憲法改正や定数削減などをじっくりコンセンサスを国民に流布するような、そんな役割が無くなった以上まさしく無用の長物に成り下がったように考えます。己が身を以って議員の数と歳費を減らす議決を採る。それが参院だった筈です。(理想論ですけど)
そんなことを言ってもはじまらないのでこれ位にしときます。
まぁ6年前の小泉フィーバーあとですから与党の議席が減るのは間違いない基底事実です。よほど減らさないと選挙後に第二次安倍内閣に改造されて問題閣僚を取っ替えて一件落着になりかねない。そうならないためにも、中塚先生には神奈川で役目果たして頂きたく存じます。私は私なりに京都で頑張ってみるつもりです。
PS.
今日はカルロス・クライバーの命日。バイエルン国立管とのブラームス4番聞きながらこのメールを書きました。あれから3年経ったんですね。
投稿情報: 中日本人 | 2007年7 月14日 (土曜日) 02:56