政治家にしても公務員にしても、始めから悪いことをしてやろうとしてなる人はいないし、実際問題個人的に話をすれば、そんなに悪い人がいるわけでもない。それでもこの日本という国が1000兆円以上の長期債務残高を持つに至り、年金保険料納付記録がキチンと保管されていない現状に思いを馳せるとき、なあなあまあまあでここまで来てしまった日本型組織の問題点、そして癒着の構造を考えないわけにはゆきません。
借金があったとしても、その借金に対応する資産さえしっかりしていれば本来問題はないはずであり、だからこそみな住宅ローンだって平気で組むわけですが、借りたお金が右から左へどこにいったか分からないなどというのは、いかに癒着の構造が激しいか、緊張感が欠如してしまっているか、ということです。
癒着の構造を一掃することこそが真の構造改革であり、真の構造改革を実行して政治・行政に緊張感を持たらすことこそが、政権交代可能な二大政党制時の意義にほかなりません。
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