5月12日の重村智計教授の講演は、私自身もたいへんに参考になりました。
重村教授は北朝鮮問題のスペシャリストとして知られていますが、ジャーナリスト出身だけあって、冷静に国際情勢、アジア問題を分析されています。諧謔味を交えた中にたいへん鋭い指摘もありました。
金正日国防委員会委員長は、実はもう死んでいて影武者であるとか、得体の知れない国の得体の知れない実情についての話はとても興味深かった。
重村教授と意見が一致したのは、日本の外交官・政治家が、日本の主張をしっかりしていないということ。「追いつめると逆ギレするのではないか」と日本人は考えがちですが、交渉は決裂覚悟で臨んで初めて進展があるのが外交です。席を立って帰るぐらいの度胸が無いと外交にはならないということです。
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