さてどの政党が政権を握っても必ず守らねばならないのが憲法であり、これを立憲主義といいますが、その意味において現在の日本国憲法がしっかりと守られているかというと、どうもそうではない。特に安全保障面において、湾岸戦争の時にはできなかった後方支援活動が、イラク戦争の時にはなぜかできてしまう。当時の福田官房長官は、特別委員会での私の質問に答えて、「時代が変わった」と答弁しましたが、これが一番いけない。これでは立憲主義ではありません。
憲法改正が安部政権の政策目標となっていますが、大切なことは立憲主義を貫くこと。つまり日本国憲法が守られていない現状をどのように認識し、どのような方策を打つのか、それが問われているわけです。
だから「憲法を守れ」と叫ぶだけではダメ。きちんと守らせることのできる憲法をつくらねばなりません。三大基本理念を継承発展させ、立憲主義を確立するため、新しい憲法をつくるべきです。
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