一昨年、国会で成立した偽造キャッシュカード等被害者救済法。最終的に成立したのは与党案でしたが、元々のオリジナルは私が立案した民主党案。それまで被害は原則被害者負担であったものを、原則銀行負担として、重大な過失がある場合にのみ被害者の負担とするという、それまでの常識をひっくり返した法律でした。偽造キャッシュカード被害が減少している理由についてはいろいろあると思いますが、いずれにせよ原則被害を負担することになった銀行側が偽造キャッシュカード対策に本腰を入れだしたから。本当に良かったと思います。
しかしながら盗難カードによる被害は逆に増えているそうだし、与党の法案では対象にならなかった盗難通帳や盗難・偽造印鑑についても、早急に対応すべきです。おカネを預かっている銀行がその気になれば被害は防げるはず。ことが起こった場合の被害者救済ももちろんですが、事件を未然に防ぐことにもつながることが明らかになったのですから。
満願とは言えませんが一歩前進した事項でよかったと思います。
年内には、復活し大いに活躍して頂きたい。
投稿情報: ご家老 | 2007年3 月 1日 (木曜日) 22:27