結局、6カ国協議は、実質米朝の2カ国協議となってしまいましたが、合意に向かうプロセスの中で、果たして日米が緊密に連携をとれていたか、疑問が残ります。
同盟関係とは言うものの、常に利害が一致するとは限らない訳ですが、それでも常に本音で話し合いながら、一致点を見いだしてゆく努力をしていなければなりません。我が国にとって、北朝鮮がけしからんのは言うまでもないことであり、それだけに日米の緊密な連携によって拉致問題も解決へと運ぶべきところ、どうもそのようになっていないように感じるのです。
アメリカが金融制裁を解除するような事態にいたった場合、日本の経済制裁はどのように実効性を確保しながら続けてゆくことができるのか。対話と圧力というものの、圧力にならなくなる懸念さえあります。
日米関係は対丈夫か、と思わざるを得ません。日本がハシゴをはずされるような事態だけは避けたいものです。
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