以前、とある科学者と話をしていたら、その教授のおっしゃるには「高度情報化によって経済はもっと不安定になるのではないか」とのことでした。中国・上海発の株安が地球を一周、東証の日経平均も大きく下げました。
中国当局がドル買い元売りの介入をしているので、中国のカネもあまり気味。中国政府の財政政策や金融政策に関する憶測が引き金となり、株安となったようですが、皆が「少々高すぎる」と感じている証拠でしょう。心配なのは、中国の証券市場が公正に運営されているのか、また金融政策はルールに則って行われているのか、ということです。ちょっと不安材料です。
アメリカの景気先行きについても、懸念材料の方が多く、ニューヨークダウの下げに拍車をかけました。同時に円高が一気に進行。キャリートレード(日米の金利差を利用して行う取引)のポジションを変えようとする動きもあるようですが、いずれにしても中国にしてもアメリカにしても、先行きは黄色信号。日本の景気の先行きも大きな影響を受けるでしょう。
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