テレビ放送の地上波のデジタル化が進んでいます。
というとなんだかよくわかりませんが、今までアナログだった電波がデジタルになるということ。衛星放送は一足先にデジタル化しています。
細川内閣の際、私は連立与党の情報通信政策を担当していました。当時は「マルチメディア」という言葉が全盛、デジタル化時代の先駆けです。
当時のハイビジョンは衛星で試験放送の時代。放送のデジタル化を直感した私は、郵政省の放送行政局長に、アナログハイビジョン試験放送の中止を進言、翌日放送行政局長が中止の可能性を記者会見で発言、日本中大騒ぎになりました。家電メーカーの怒ること怒ること。マスコミの論調などを見ても、日本は生産者重視の国だなあとつくづく感じました。
テレビの画像はどんどん綺麗になります。映画好きの私にとってはたいへんありがたいことですが、アナログのテレビ受像機もまだまだ沢山あります。長持ちする日本の家電製品のことを考えると、納得できない人も多いんじゃないかなとも思います。
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