大学時代にお世話になった比叡山延暦寺の大阿闍梨のお見舞いと、大学時代の恩師との忘年会で、小沢代表と京都へ。
さて政府税制調査会会長の本間氏が、職を辞するそうです。企業向けには甘く、家計には厳しい本間税制。企業は儲かっている一方、家計は企業部門ほどには回復していないのですから、まさに「イジメ税制」です。
昨年2月の予算委員会で、竹中平蔵氏と議論をしたさい、私は「家計は収入自体が増えておらず、税や社会保険料は上がりっぱなし。それでも消費が堅調なのは、預貯金を取り崩してしのいでいるから。くらしはよくなってない」と主張しました。
竹中平蔵氏は、高齢化に伴い、貯蓄が減ってゆくのは当然という意見でしたが、私は高齢化要因だけではないように思います。
今後デフレが終息すれば、物価も上がりだすわけで、実質的な所得の目減りをどうカバーするかは、大問題。預貯金は高度成長時代のストックですがそのストックを食い潰した時こそ日本経済のターニングポイントです。
税制、経済政策はこのことを視野に入れた上で、成熟した社会にふさわしい経済への転換を促すものでなければなりません。
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