日本国憲法が公布されてから60年となりました。
日本国憲法の三大理念である、基本的人権の尊重、国民主権、平和主義については、人類普遍の理想として今後もしっかりと堅持してゆかねばなりません。
その一方で、政府・与党は、憲法解釈を金科玉条のように言いながら、現実に合わせてなし崩しで個別法をつくり、憲法違反ではないと詭弁を弄してきました。特に平和の問題においてです。
大切なことは、憲法の理念は素晴らしいけれども、その素晴らしい憲法の理念が守られていない現実をどのように考えるかという事。与党は憲法違反ではないとしながらなし崩しで憲法を形骸化している。野党も憲法を守れというものの、守られていないという現実に真っ正面から向き合おうとしない。日本国憲法の理念に立ち返り、その理念が実効性をもって守られるためには、憲法の見直しや、憲法を補う形での基本法の制定が必要になっていると思います。
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