知事の談合がらみの辞任が相次いでいます。
かってもゼネコン汚職によって、知事のみならず国会議員にまで司直の手が及んだ事がありました。知事は行政の執行権限を持っているので、業者のターゲットになり易い訳ですが、過去のゼネンコン汚職と違うのは、官製談合の問題です。
業者が役所の人事に介入し、役所が天下りで業者の人事に関わってゆく。この構図こそが政官業の癒着構造であり、知事の多選の弊害として起こり易い事件です。
公共事業費が削減されていく中で、業者間の生き残りも熾烈を極めているのでしょうが、こういった税金のムダ遣いを無くしてゆかない事には、財政赤字の削減はできません。
そしてこういったハデな事件のみならず、同様の構図は、国地方のいろいろな事業に温存されてしまっています。政権交代の必要性はまさにここにあるのです。
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