報道によれば、消費者金融大手が、9月中感期の連結最終損益予想を下方修正し、黒字から大幅な赤字へ転落するとのことです。大手3社では上々以来初。
その理由は、利息制限法の上限を超える「グレーゾーン金利」の返還に備えて引当金を積むからだそうですが、グレーゾーン金利を返還すると赤字になるなら、本来払わなくても良い金利を払っていた人がいたから、これらの会社が儲かっていたという事になるわけで、何ともやりきれない気がします。
預金者にはゼロ金利、集めたおカネを消費者金融に貸し付けて高利でまわし、さらに消費者金融が高利で貸し付ける。金利ももちろんですが、取り立てに反社会的な行為が行われていたこともありました。
20パーセント以上の金利を払わないとおカネを借りられない人が多くいる国。これが健全な社会とは到底思えません。
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