小泉総理の就任時、株価は1万8000円台をキープしていました。それが1万4000円台に下落し、1万6000円台に回復したのをさして、「景気が回復した」と主張していたわけですが、それも結局1万4000円台に逆戻りです。
小泉内閣は、経済政策について皆無に等しい無策さであったわけですが、外需が好調のため企業収益は改善していました。しかしながら外需を内需にバトンタッチさせ、自律的な景気回復軌道に乗せるための政策がなかったために、アメリカ経済の先行きに不透明感がただようと、日本経済にも暗雲が立ちこめてしまいます。株価について言えば、小泉政治も「失われた5年間」でしかありません。
おもしろおかしく報道されてきた「小泉劇場」も、冷静になってみれば他の自民党政権と何ら変わるところが無いことが良く分かります。
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