厚生・共済一元化

政府与党は、年金制度の中でも被用者年金制度である厚生年金と共済組合年金の一元化に着手するようです。しかしながら何といっても大切なことは基礎部分つまり国民年金も含めた基礎年金の一元化に他なりません。

厚生・共済とも、常用雇用であり雇用者が保険料を半額負担をしているわけですが、数や被保険者が特定されるため、統合自体はそんなに難しい問題ではありません。

しかし今問題になっている年金の空洞化は、国民年金にかかわる問題です。政府自らが、未納対策を放棄するかのように、不正免除を行っていたわけで、基礎年金の再構築案は全く不十分です。

報酬比例部分ももちろんですが、全国民共通のインフラとしての基礎年金（国民年金）をしっかりと構築すること、それが急務です。