イラクに派遣されている自衛隊のうち、陸上自衛隊が、その任務を終えて撤収することになりました。イラク戦争開戦以来、国会においても様々な議論が行われてまいりましたし、私自身も委員の一人として審議に加わりました。
国際貢献という美名のもと、無原則に実力組織である自衛隊を海外に派遣することなど、行うべきではないという立場で、派遣に反対をしてきました。政治は現実の問題を解決することではありますが、同時に大きな夢と言うかビジョンを持っていなければなりません。野党の立場としては、その大きなビジョンの延長線上で、実際の派遣に反対をしてきたのです。
日本国憲法にもとづき、国際連合が決定したことなら積極的に参加をし、持てる力のすべてを出すべし。しかし今回はそうではない。憲法解釈をねじ曲げ、行ってはならないことを行ってしまったという視点でした。加えて航空自衛隊は活動範囲を広げて駐留を続けるようですが、これはいまだに大きな問題です。
その想いは、今も変わりません。他方、任務に従事した自衛官には本当にお疲れさまであったと思います。
コメント