「国債は安全資産か」その２

免許を付与した金融機関から査定される監督当局（国）は面白かろうはずがない。たいへんなジレンマに悩むことになるだろうと思います。

このような規制強化の背景には、ヨーロッパの財政金融問題がある訳ですが、レアケースを一般化するととんでもない制度が出来上がることになるのは世の常。

世界中金融緩和によってだぶつき気味の国債を引き受けるのは金融機関。だから国債保有に関するレギュレーションは、金融政策を制約することにもつながります。この面からもいろいろな議論を呼ぶだろうし、検討する課題も多くなるだろうと思う。