「日本とは何だろう」。ビジネスでも政治でも、リーダーたらんとする人なら考えたことがあるはず。
最近とても忙しくなってきた中で、今までの自分の25年の政治人生を振り返りながら、久しぶりに読み返してみたのが、「中空構造 日本の深層」(河合隼雄氏著、中公文庫)。
この本は、リーダーを目指す人には、できれば若いうちに読んで欲しいのだけれど、若いうちは書いてあることがよく分からないかも。成功と失敗を繰り返し、なおかつ「日本」と格闘しようとする年齢くらいになれば、書いてあることが納得できると思う(特に私の場合は)。
この本を読んで、絶望を感じるか、それとも気が楽になるか、それはその人次第。私の場合は、気が楽になりました。「神話と日本人の心」(同氏著)もお勧めです。
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