日経平均は1万6千円台に。ニューヨークも高値を更新しているわけだし、世界経済はようやくリーマンショック以来の低迷を抜け出しつつあるということだろうと思います。
一方で日本固有の構造問題に対する解決方策はまだ見いだせてはいません。経済のグローバル化に伴う国際分業体制をどのように構築していくのか、そのための成長戦略とは。そして高齢化に伴う社会保障支出をどのように国民が納得できる形で捻出するのか、少子化・人口減少にどのようにして歯止めをかけるのか、などなど。目先の景況感が良くなっているだけに、本当に必要な改革が緩むのではないか、その懸念が頭をもたげます。
でも来年はこれらの課題が顕在化することになるだろうと思う。真の改革の必要性は、言い過ぎても言い過ぎることはありません。
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