この3年間、金融機関が顧客である中小企業に親身に相談に乗るよう、法律をつくり行政でも対応してきました。
それまでは「不良債権は処理する」ということでしたが、この3年は借り手からの条件変更の申し出に、金融機関はよりしっかりと対応してくれるようになり、条件変更の実行率は9割になりました。
平成24年度上半期としては、過去20年間で企業倒産件数が最少にとどまりました(東京商工リサーチ調べ)。多くの皆さんから「おかげで倒産しなくて済んだ」というお声をいただいております。この流れを逆行させてはなりません。
今後は資金繰り支援だけでは良くならない中小企業の再生に全力を挙げたい。企業再生支援機構や中小企業再生協議会など、いろいろな方法で事業再生に取り組みます。
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