3月30日は、自分の人生の中でも一番つらい日だった。
小沢一郎先生は、大きな政治の話をされていて、それは政権交代以来の民主党のあり方について。政権交代を望んだ国民の期待に沿えていないという意味では、全く同感です。
他方私は、昨年9月に内閣府副大臣を拝命、現在、金融担当副大臣として、AIJ問題やイラン制裁に関係する金融問題を抱えている立場。またやっと与野党で合意ができ、あと一歩のところまで来た、郵政改革も私の担当。
さらには2月10日からは復興副大臣も併せて拝命、被災地の復興に全力を挙げなければなりません。3月の半ばには福島第一原発の担当にも復帰しました。
一昨年の9月の代表選挙直後は断った政府の役職ですが、受けた以上は、全力を挙げたい。これらの職責を、どうしても途中で投げ捨てることができなかった。投げ捨てることの説明が、自分自身できない。
ひょっとしたら私は、目の前の課題に追われるあまり、大きな政治を見失っているのかもしれません。そのことは、国民の皆さんにご判断いただくよりないし、その結果には自分自身が責任を負わねばなりません。
小沢先生には直接お目にかかって私の想いを打ち明けました。小沢先生は本当に優しかった。いつものように。
「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」—。平清盛の長男、重盛が言ったとされる言葉。
本当にきつくて辛い日でした。
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