今回、4泊6日で三カ国を回るという強行軍で、パリには12時間ほどしか滞在しませんでしたが、EUの財務・金融危機への対応とあわせて国際的な新しい金融・証券規制についても意見交換ができました。
特に店頭デリバティブ規制に関連して、ピッツバーグG20で合意された内容と、アメリカの用意しているドッド・フランク法施行による実施時期の不整合や規制の重複に対するわが国の懸念を説明。あわせてこれまたアメリカが提案しているボルカールールについて、各国の国債取引に悪影響を及ぼす可能性があり、わが国が深く憂慮をしていることを表明。イタリア、スペイン、フランスの当局者からも理解を得られたと思います。
特にアメリカを意識したわけではありませんが、金融市場はグローバル。公正・透明で活力ある市場は、各国の合意によりつくられていかねばなりません。これからもこういった機会を通じてわが国の主張を発信していきたいと思います。
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