行革対応で一週間延期していた出張で、いまローマにいます。イタリア中央銀行のビスコ総裁と会談。
財政赤字問題では、日本と比較されることの多イタリアですが、単年度の財政赤字では実は日本と比較にならないくらい改善されていて、プライマリーバランスもすでに黒字、2013年には財政収支を均衡させる予定とのこと。
加えて資本増強が必要な金融機関も、すでに資本を自力で調達し終えたということで、お話を伺う分には何の問題もない。しかしであるにもかかわらず、マーケットの評価は芳しくなくて、国債金利も一時期ほどではないものの高止まり。ここらが金融当局としては悩みのタネ。それでも最近は余裕ができて数ヶ月前よりも落ち着いてきたとおっしゃっていたのが印象的でした。
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