中塚一宏の「いっこうで行こう！」

第２回官民協働自殺対策特命チーム

今年の自殺者数、残念ながら３万人は切れそうにありませんが、３万１千人は切れるかも。

そんな中で第２回官民協働自殺対策特命チーム会合。医師会、特に精神科の皆さんにお越しいただき、自殺対策の取り組みについてディスカッション。

身体や心の不調を感じた人がまずかかりつけのお医者さんに行った時に、精神科のお医者さんといかに連携できるかがポイントとのこと。

教育も大切だという意見もありました。社会全体が関心を持たねばなりません。

独立行政法人改革、政務折衝

独立行政法人制度が発足して１０年ほど経過しました。この間、上手くいった法人もあればそうでない法人もある。

上手くいっていない法人については、なぜ上手くいっていないのかを検証する必要があって、当初の目的では自主性を尊重しようということでしたが、自主性を尊重しすぎて上手くいかないのか、自主性の尊重の仕方が足りないのか、意見が分かれるところ。いずれにしても税金を使って事業を行う以上、効率よく業務を行ってもらわねばなりませんし、キチンと説明責任を果たしてもらうことも必要です。

各省所管の独立行政法人について、廃止、特殊会社化、国直轄法人や法人の類型化によって新しいガバナンスを課す等、独立行政法人改革を進めています。党の岡田克也行政改革調査会長からは半減を目指すよう激励されています。連日、副大臣同士で政務折衝を続けています。

仙台へ出張

中小企業団体の皆さん、金融機関の皆さんと懇談するため、仙台へ。東北財務局にて午前と午後に分けて懇談会。

中小企業の皆さんからは、震災発災前からの景気の低迷に加えて震災の影響が甚大。これから本格的な復興にとりかかるため、設備資金の需要が増えるだろうことをうかがう。

金融機関の皆さんからは、金融円滑化法の有る無しにかかわらず、中小企業貸し出しについては条件変更等に応じて、資金繰りに対応するとのご意見。被災地限定で円滑化法延長の要望も。

昼休みに北朝鮮の金正日労働党総書記死去の情報。株価は下落。

次は福岡に行って懇談します。

「年内メド」

今年も後２週間をきりました。忘年会にお招きいただく機会も増え、「よいお年を」とご挨拶しますが、自分自身は年末までにカタをつけなければならない課題がいくつか。

金融庁関係では、年末年始の中小企業の資金繰りの問題に加えて中小企業金融円滑化法の延長の是非。今週は仙台と福岡に出張。行政刷新会議は、独立行政法人改革。もちろん政府税制調査会で議論されている社会保障と税の一体改革も。

年末だけれど、一段落という感じではなく、これから長い１０日間という感じ。

 

規制・制度改革

金曜日は早朝から経団連の米倉会長はじめ幹部役員の皆さんと、規制・制度改革について懇談。私は担当副大臣。規制制度改革以外にも、公正取引委員会についてや、観光振興、ＰＦＩについてご意見を頂きました。

午後からは同じく行政刷新会議の規制制度改革分科会に出席。この日は第二ワーキンググループの会合で、エネルギー関連。風力発電や小水力発電、バイオマス発電について、実際に事業にトライされている皆さんから、どういった制度が障害になっているかをヒヤリング。

いつもながら、こんなことが障害で実現できないのか、という規制・制度があってビックリすると同時にため息。風車を立てるだけでも、いろいろな法律が障害に。

是非とも被災地先行でも規制緩和によって始めたいものです。

長い長い道のりの第一歩

本日原子力災害対策本部が官邸で開催され、ステップ２の達成を確認。

「冷温停止状態」には定義があって、その定義を達成したということ。普通の原子炉のように制御ができている状態ではありません。その意味では、これから廃炉処理などで３０年かかる一連の作業の第一歩を踏み出した、ということです。

いずれにしてもこれまでの間、多くの関係者のご尽力がありました。私自身は、福島第一原発事故の完全収束を目指して粉骨砕身の努力をしてゆきたいし、自分自身の人生をかける所存です。

 

「東南アジア青年の船」クロージングレセプション

１０月２６日にオープニンフセレモニーに出席した「東南アジア　青年の船」が約５０日の航海と日程を終えて日本に帰国。解散パーティーに出席して主催者挨拶。

パーティー会場は、「青年の船」のふじ丸。船長さんにご案内いただきましたが、素晴らしい船でした。

参加してくれたASEANの青年達の中から、将来のリーダーが誕生することを切に願います。草の根の交流が国家間の信頼関係にまで醸成されればどんな困難もクリアできるに違いありません。

行政改革調査会が始動

党の政調に行政改革調査会が設置。岡田克也会長のもと、第一回会合が開かれました。野田総理も出席して挨拶。行政刷新・行政改革担当副大臣の私も蓮舫特命担当大臣とともに出席。

マスコミでは「消費税引き上げのためのアリバイづくり」などと言われていますが、私としてはそれとこれとは別、と考えたい。

とは言うものの世間の関心は、やはり分かりやすい指標、つまり数字ということになる。

まずは私としては独立行政法人改革。成果が見えやすい部分でもあります。本格的に整理をスタートさせます。

世論調査２

今日は仲間と久しぶりに懇親。政治家というのはよく食べるし、よく飲む。そしてみな辛いものが大好き（私のまわりだけか？）。小沢一郎氏も合流。

各社世論調査や論調で、野田総理の指導力が無い、という記事をよく見かけるし、市井の方とお話ししていても、同じようなご指摘をいただくことが多い。

しかしこれは「衆参ねじれ国会」なのだから、指導力を発揮したくても発揮できないのが実情。返す返すも昨年の参議院選挙敗北が悔やまれます。

いま指導力が必要だとしたら、それはねじれ国会克服のための指導力。過去、海部内閣や小渕内閣の際にもねじれ国会はありましたが、それを克服して政権運営を軌道に乗せました。その経験者・立役者が小沢一郎氏。真っ向から政策論議を挑むことは大切ですが、政策の実現主体を構築することはそれと同じくらい大切。政権としてのプライオリティを定めないと。

世論調査

副大臣になって変わったことはいっぱいありますが、その中の一つは新聞を読むようになったこと。もっとも新聞本誌ではなく、役所が用意してくれる切り抜き集の場合がほとんどですが。ところが担務分野が広いので、切り抜きに目を通すだけでも一仕事です。

各紙が世論調査を発表。この前の臨時国会で、郵政改革法と国家公務員給与削減法を成立させられなかったのが残念。

郵政改革法が成立して株式売却が可能になれば、復興増税を圧縮することができたのに。国家公務員給与削減法もまた然り。

でもあきらめたわけではない。国対役員からは、閉会中も努力すると聞いてます。