今日は二つの委員会でご挨拶。夕方、サンフランシスコ連銀総裁の訪問を受ける。
日本とアメリカ、ヨーロッパの景気状況について意見交換。特にアメリカでは住宅バブル崩壊の経済への影響について。
日本でも、資産デフレによって、景気低迷が長引いているわけですが、アメリカでも同様。景気を下支えするための低金利政策も、弊害の方が目立ちだしていますが、これについてはサンフランシスコ連銀総裁も同様の問題意識を持っていて、長期金利が低下することによって、金融機関の収益が低下することの影響をどのように回避するのか、という質問をいただきました。
金融機関が本来のリスクテイク能力を発揮するということが何よりも重要。いずれにしても特効薬はなかなかない。金融政策だけでは限界もある。
間接金融市場のみならず、直接金融市場を育成することや、しっかりとした成長戦略を提示して、リーディングインダストリーを育てること。需要面の対応をおろそかにしてはいけません。
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