混乱し迷走を続ける民主党政権。ご期待をいただいた皆さんには本当に申し訳ない限りです。
思い起こせばちょうど一年前。参議院選挙で敗北。参議院選挙は政権選択選挙ではないものの、国政選挙であることには変わりない。さらに日本のように二院制で、ほとんど同等の権限を持っている参議院選で敗北したということは、与党の政策実現は思うに任せず、国政は機能不全に陥るということです。
近年、参議院選挙で敗北して、辞めなかった総理はいない。1989年の宇野総理、1998年の橋本総理、そして2007年の安倍総理。辞めて初めて新しい与野党の協力体制ができたり、連立の枠組み交渉が始まったりしています。やはり選挙で戦った党の代表がそのままでは握手できないのは、野党とすれば当然と思う。
総理をコロコロ変えてよいなどと思っているわけではありません。しかし国政を停滞させないためにどうすればよいか、ということは、自ずと判断がつくことです。自主的に判断されるだろうと考えていたのが、いまとなっては本当に甘かったと思う。
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