本日18時より、談話をもとに小沢一郎氏が会見。以下全文です。実際の読み上げとは細部において異なります。念のため。
検察審査会の議決による起訴を受けて
平成23年1月31日
衆議院議員 小沢一郎
本日、検察審査会の議決によって起訴手続きがなされました。国民の皆様、同志の皆様にご心配をおかけしていることを、まずもってお詫び申し上げます。
一連の問題に関し、一年余にわたる東京地検特捜部の徹底した捜査により、多数の書類を押収され、秘書・元秘書は身柄を拘束された上で取り調べを受け、私自身も4回にわたって事情聴取に応じてきました。結果、私については不起訴処分、さらに、1回目の検察審査会の起訴相当議決後の再捜査でも再び不起訴処分となりました。
検察審査会の議決にある通り、検察審査会制度は「国民の責任において、公正な刑事裁判の法廷で黒白をつけようとする制度である」とのことです。検察審査会の議決による起訴は、検察の起訴のように有罪の確信があって行うのではなく、法廷で「白黒」をつけるために行うと当の検察審査会自身が述べているわけです。従って、私は、全国民に開かれた法廷の場においても真実を述べて参ります。
そして、何よりも、従来から様々な機会で申し上げてきたとおり、何一つ私自身やましいことはありません。これからの裁判において、私が無実であることは自ずと明らかになります。
私は、この20年間一貫して政権交代の必要性を主張してまいりました。そして国民の皆様のお力で、ついに民主党政権が誕生しました。しかしながら、「国民の生活が第一。」の政治は未だ実現しておらず、何千万もの国民の皆様とのお約束を中途半端にすることはできません。
今後は、弘中惇一郎弁護士を始めとする弁護団とともに、一刻も早く無罪判決を獲得して参ります。そして、引き続き民主党の国会議員として、「国民の生活が第一。」の政治を実現すべく「百術は一誠に如かず」の言葉の通り、誠心誠意取り組んで行く決意であります。
何卒皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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