小沢一郎氏の刑事裁判の主任弁護士就任予定の弘中惇一郎氏が記者会見。とても分かりやすい内容でした。
政治倫理審査会への出席問題について「刑事裁判においては、被告人質問は一番最後の段階に行われることになっている。憲法第38条の自白に対する人権保障の観点から、被告人質問が真っ先に行われることは好ましくないということ。まだ起訴されたわけではないが、被告人に近い立場である小沢一郎氏が、公の場であれこれ答えろというのは、刑事裁判の弁護人からすると困る、避けていただきたい」とのことでした。
それではなにも聞けないし答えられないのではないかと聞く記者に対して、「人権というのはすべてにおいて折り合いをつけてゆかねばならない。国民の知る権利があることも理解できるが、小沢氏の人権、刑事被告人としての立場についても考慮すべき。」。
政治倫理審査会に出席するにあたってのルールについての質問については、「刑事弁護人の立場を離れるが、私的な意見として、政倫審で質問・答えをするというのは、具体的な倫理違反行為が核となっていて、それに関連して審査をするということだと思う。漠とした噂があるから質問して聞いてみたいというのはレベルが違うと思う。違和感がある。」。
さすが日本一の刑事弁護士です。
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