アテネからベルギーブリュッセルに移動。
ベルギー証券取引所を視察、ただの見学かと思いきや、出迎えてくれたのは、NYSEユーロネクストブリュッセル支社長でした。NYSEユーロネクストとは、ニューヨーク証券取引所とユーロネクスト(フランスのパリ、オランダのアムステルダム、ベルギーのブリュッセル、ポルトガルのリスボンにある証券取引所)が合併してできた世界最大の証券取引所会社。ブリュッセル証券取引所の歴史と、証券市況や経済についてCEO自らプレゼンテーション。
次にベルギー中央銀行を視察、これも見学かと思いきや、出迎えてくれたのは、なんとベルギー中央銀行の副総裁。見学の時間を大幅に削ってここでもギリシャ問題とヨーロッパ経済の動向について懇談。現地EU代表部の皆さんのご尽力もあったかと思いますが、これだけの方とお目にかかれて本当に感謝。
午後からは、欧州委員会経済財務総局F局長のクローガー氏と意見交換。F局とは、担当地域としてギリシャをもっています。
ギリシャ支援策についてですが、ベルギーではあまり楽観視はしていないようで、追加の支援策が必要になる可能性についても言及。またギリシャ経済がユーロにしめる割合はあまり大きくないが、この財政危機が他国に飛び火した時の備えとして設立するヨーロッパ安定化基金についての話があり、たいへん興味深かった。
フランクフルト、アテネ、ブリュッセルと来ましたが、ブリュッセルで聞く話は、ギリシャに対して厳しめの見方が多かった。EU内の南北問題という側面もあるように思います。
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