中塚一宏の「いっこうで行こう！」

政治とカネ３

今日もミニ集会三箇所。今日は三連休の中日。明日は雨が降るらしく、三会場とも「ネギの種を植えた」という人がいたのにビックリ。

さて、日本の政治家は秘書といっても政治活動のサポートというよりも、ほとんどが選挙に従事させている人が多いわけです。これが諸外国と決定的に違うところ。

衆議院に小選挙区制度が導入された趣旨は、政党本位・政策本位の選挙をしようということでした。ところが未だ中選挙区時代と同じように、候補者本人が後援会を自分で組織し、カネ集めもしなければならない、昔ながらのやり方が続いているのです。

ぜひ選挙を党営選挙区にしてゆきたい。そうすれば、「政治にカネがかかる」ことのない政治が実現する。あるいは本当に「選挙」ではなく「政治」におカネをかけられる政治に変われると思うのです。

政治とカネ２

「政治にカネがかかる」と言っても、現金で票のとりまとめを依頼したりすること（現金買収）など行うはずもない。公職選挙法も罰則が強化され、連座制によって候補者本人まで失職・公民権停止になるからです。

額の多い少ないは別にして、「政治にかかるカネ」はその殆どが、経常経費。すなわち人を雇えば人件費がかかるし、事務所を開ければ家賃が必要になる。中小企業だろうが個人商店だろうが、同じように経費をかけて利益を出そうと努力しているわけですが、政治家の事務所も同じように、経常経費におカネを使うわけです。

問題は、そうしておカネをかけて秘書を雇ったり、事務所を開けるのは何のためか？日本の政治家の場合は、大方が「選挙」のためなわけです。

政治とカネ

政治に金がかかるか、というとそれは人それぞれ。かかる人もいればそうでない人もいる。政治に金がかかるといっても、ほとんどは経常経費のこと。つまり事務所の家賃・秘書の給与がほとんどです。小選挙区制度が導入されてから、その経常経費も少なくなっているのが実情だと思うのです。

さてその上で、どのくらいが適正な額かというと、これまた難しい。その議員・候補者の事情によると思う。

政治とカネの問題は、政治そのものの根幹にかかわる問題。自分自身の思いも含めて、実情を述べたいと思います。

確定申告、終わる

確定申告のシーズンも終わり、ご支援いただいている税理士さんと懇談。税理士会として納税相談もされたそうですが、高齢者の相談件数がたいへんに増えているとのこと。
まず第一の理由は、団塊の世代の大量退職により、年金受給者の数が増えているということ。第二の理由は、老年控除の廃止や公的年金控除が縮小になり、納税者の数が増えているということ。だからこれからますます増えることになる。
いつも思うことはもっと簡素な税制にするべきだということ。制度はややこしい、人数も増えるでは徴税コストだって増えるに違いない。簡単な税制に改めることが「公正」にもつながるからです。

メッセージの発信方法

今日は後援会青年部の立ち上げ発起人会。やはりお互い言いたいことを言える関係は本当にいいものです。 さて、今日の会合でも当たり前のように小沢代表の秘書逮捕の件に話は及びますが、やはり年齢が違えば捉え方も違う。 詳細は書きませんが、投票率６割弱のこの国、政治に関心のない人が４割近くいるこの国で、メッセージを発信する、それも受身で政治情報を得る人たちに、どのようにメッセージを発信するべきなのか？おおいに参考になりました。 伝えたい人に対して、情報を伝えるためには、きっかけが必要だということ。こういう話は同世代の人間でないとできません。非常に有意義な時間でした。

「推定無罪の原則」が理解できていない総理大臣

先日このブログで「推定無罪」と書いたばかりですが、一番このことが分かっていないのが麻生総理でした。総理は参議院予算委員会で、「明らかに違法だったがゆえに逮捕になった」と答弁。こんな人が総理大臣をやっているということが、日本にとって不幸です。検察だって行政権に属しているわけで、行政の長である総理大臣がこのような発言をすることが問題なのですが、きっと総理はお分かりにならないでしょう。

しかし似たり寄ったりはマスコミ。政治資金規正法違反の「容疑」で逮捕されたのであって、まだ実態は解明されていない。新聞やテレビの見出しで「違法献金事件」とするのは、行き過ぎではないかと思う。せいぜい「違法献金疑惑」と呼ぶべきか。違法かどうかはこれからのこと。今はその容疑がある段階だからです。

今日もミニ集会

昨日、本日とミニ集会。このところ毎週末開催していますが、ミニ集会といえども２０人規模を１０回やれば２００人。密度の濃い時間をもてるので、この方が良いと思ってます。

チラシを見て足を運んでくださる、まったく初めての方もいれば、支持者が「この機会に中塚の話を聞いてやってくれ」と連れてきてくださる方もいらっしゃる。いずれにしてもありがたいことです。

普段、皆さんはテレビや新聞を通じてしか政治を知る機会がないと思いますが、気がつくとこの私も中央政界に２０年近くいることになりました。マスコミの報道しない政治・日本の仕組みを余すことなく伝えて、皆さんのご意見を伺いたいと思います。

神奈川県連定期大会

本日は民主党神奈川県連定期大会。日頃慌ただしくしているので、同僚と話し合うのは絶好の機会。長時間にわたる会でしたが、その合間に情報交換もできました。
本部からは管代表代行。そして松沢神奈川県知事をはじめとする来賓の皆さん。特に松沢知事の祝辞の中に、私は小沢代表のいわゆる「第７艦隊発言」と同趣旨のものを感じました。
昨年の定期大会の際には、来年の大会までには選挙が行われているだろう、そう思ったものですが、今年こそ必ず総選挙が行われる年。気を引き締めます。

推定無罪

日本のドラマでは犯人が逮捕されるとお終い。でも海外の映画は、法廷を舞台にした映画が多い。有罪になるのはあくまでも判決を受けてのこと。逮捕されただけでは有罪ではないし、起訴されたって有罪ではない。ましてや本人が認めていないならなおのこと。

何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される、というのが推定無罪の原則。ぜひマスコミの皆さんに想起していただきたいものです。

「職業としての政治」

ときどき煮詰まると読み返す本があります。
マックス・ウェーバーの「職業としての政治」。第一次世界大戦に敗れたドイツでウェーバーが講演したものをまとめているのですが、今なおとても新鮮。
こまかく書きませんが、政治に携わるものの心構えがここにある。政治に関心のある人。政治をやろうという人。政治とは何なのか、よく分からない人。必読です。