拉致問題の進展？

外務大臣が「何人かでも帰国すれば進展であることは間違いない」と述べたとのこと。アメリカが北朝鮮問題の早期妥結を目指していることから、何か言わなきゃ、ということなのでしょう。

しかしこの手の報道を聞くたびに思うのだけれど、日米関係は本当に良好なのか？アフガン、イラクでアメリカに協力するから、北朝鮮問題ではアメリカが尽力してくれるということではなかったのか？アメリカは泥沼化するイラク情勢に加えて、イラン問題もあり、北朝鮮問題どころではないのかもしれないけれど、日本として主張するべきは主張するべきではないのか？

日本外交というのは、「状況」に対応するのが精一杯で、自ら「状況」を作り出せないということが、またまた明らかになりました。タマを打ち返すだけ（ヘンな方向に飛んでいくことが多い）で、自分からタマを投げられない。官僚任せの政治のせいでしょう。