参議院で第一党に躍進した民主党。真価が問われるのはこれからです。「何でも反対」という誤解を受けがちな民主党が、まさにその誤解を払拭するチャンスだからです。
通常国会には100本程度の政府提出法案が提案されますが、そのうち8割ぐらいは賛成をしており、民主党が何でも反対というわけではありません。どうしても考え方が違うので賛成できない法案については、対案を提出して議論をするようにしているのですが、そういった面が参議院の与野党逆転によってクローズアップされると政治への理解、民主党への理解が進んでゆくと思います。参議院で過半数を野党が占めたのですから、議長を始めとする人事についても有利になるでしょうし、総理や閣僚に対する問責決議案も可決することできるようになるわけですが、私が一番注目していただきたいのは、野党で「国政調査権」を行使できるようになるということです。
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