再びライブドア事件

堀江元社長に実刑判決が出た後、取締役であった宮内被告にも実刑判決が出ました。やはり司法はこの事件をたいへん重く見ているということでしょう。また法人としてのライブドアにも罰金刑がくだされました。
特筆すべきは、事件に関連して公認会計士に対して証券取引法違反で実刑判決が出たことです。有価証券報告書の虚偽記載ですが、実刑判決はきわめて重く異例のことです。
公認会計士の役割については、かねてより私も国会で議論をして参りました。粉飾決算や有価証券報告書虚偽記載がおこったときに、「公認会計士は何をしていたのか」という声が上がります。作成された決算書類の虚偽を見抜くのは、とても難しいことなのだと、公認会計士さんからうかがったことがあります。公認会計士さんもたいへんなお仕事だとは思うのですが、公認会計士の存在意義が問われる問題です。ぜひとも公認会計士自身のためにも、声を上げていただきたい、そう思います。