金利が上がるということは、国民生活の立場から見て、良いことなのか悪いことなのか。
利息収入をあてにしている人にとっては朗報でしょう。年金のみで生活をされている方などは、金利の上昇を楽しみにされている方も多いことと思います。間接的にではありますが、生命保険にも良い影響が出るかもしれません。もっとも、バブル期の高い予定利率商品の逆ざや問題が解消してからの話ですが。
他方、国民の4人に1人が預貯金ゼロという統計もあります。借入金のある人は、収入が上がりにくい経済情勢の中で、借金の利息が上がる訳ですから、生活は苦しくなることでしょう。
ある程度の資産のある人にとっては、金利上昇はメリットでしょうが、そうでない場合は、金利が上がることによってかえって困る場合もあるかもしれません。
いすれにしても金融政策は万能ではありません。金融政策に会わせて経済・財政政策が必要になることはいうまでもありません。
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