北海道の夕張市が財政破綻しました。夕張市は、日本の高度成長を引っ張ってきた炭坑の街。しかしながら、近年夕張市と言っても、メロンぐらいしか思い浮かばないのが、遠く離れた地に住む者の実感です。
夕張市の破綻によって、夕張市民には過酷な運命が待ち構えています。保育園の料金や、下水道料金、住民税がある日突然値上がりしたら、メチャクチャ頭にくるだろうと思うのですが、それが現実になるのです。
破綻してしまった原因についてはいろいろあるのでしょうけれども、そもそも地方自治。市長も市議会議員も、市民が選べたはずで、市民が正しい判断をしていたのかも、この際問われるのは当然でしょう。
「そのうちなんとかなる」「このままじゃだめになるだろうけれども、義理があるからあの人に」なんて調子で投票していた人、案外多いのではないでしょうか。それどころか、「選挙なんて行ったって仕方ない」と思っていた人もいるかもしれません。
結果論ではありますが、いい加減な政治のツケは、すべて国民が支払うことになります。「ちょっとぐらいなら大丈夫」がこの顛末。市民にだって責任はある訳です。
そしてそのことは、夕張市に限ったことではありません。あなたの街でも起こるかもしれない。日本国にも起こるかもしれません。
是非、この機会に政治を考え直していただきたい、そう思います。
コメント