国会閉会へ２

また衆議院の定数の３分の２を擁する巨大与党であるにもかかわらず、多くの法案が継続審議になりました。「共謀罪」「教育基本法」「国民投票法」「防衛庁設置法改正案」などなど。

中身が良いか悪いかは別にして、与党は自信があるならすべてを成立させることができたはずです。もちろんいずれの法案に対しても、私も民主党も別の考えを持っているわけで、賛成するつもりは全くありませんが、でも与党は野党の協力などを待たなくても、十分成立させることができるはずです。

小選挙区制度は、少ない票差を大きな議席差に変えて、安定政権をつくり力強く政策を推進する制度。結局、自民党・公明党の連立与党がバラバラで、意思決定ができないということなのでしょう。数ばかりが多くて、無責任な政治が続いています。

官僚任せをやめて、政治家が国民の代表としてリーダーシップを発揮する。そのためにこそ政権交代が必要です。民主党の真価はまさにここにあります。