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今年もお世話になりました。
今から片瀬の龍口寺で除夜の鐘をついて参ります。
来年が皆様にとりまして幸い多い年となりますよう。来年もよろしくお願い申し上げます。
小学校の同窓生から忘年会兼同窓会を開こうと連絡。年末まで政局が落ち着かず、どうなるかと思っていましたが、なんとかメドも立ち、帰省ラッシュの中、一路京都へ。卒業した京都市立元町小学校の隣の居酒屋へ。
20年ぶり、30年ぶりに会う顔もある。医者になったもの、新聞記者になったもの、外資系証券会社のアナリストや、流通業界、そして家業を継いでいるもの。本当に懐かしい。慌ただしい日々を送っていると、昔のことに想いを馳せることなど殆どありませんが、この日だけは格別。最終の新幹線で帰ったので2時間だけの滞在でしたが、あっという間の2時間でした。
気がつくともうみんな45歳。責任世代ですから政治に関心がないわけはない。激励してもらいました。
2010年もあとわずか。初めての政権与党としての予算編成に臨んだ12月は本当に忙しかった。しかしその成果は、と言われるとなかなか辛い。国の総予算約200兆円を総組み替えという公約は道半ばにも至っていないと思う。しかも編成した予算が来年の通常国会で成立するという保証もない。
年の瀬、今年一年を振り返り、そして冷静に現下の情勢に思いを馳せる時、政治の原点に戻らねばならないなとつくづく思う。
決まったことに従うのは組織の人間として当たり前。私も民主党所属衆議院議員です。そして決まったことに従うこと以上に大切なのは、物事を決めるまでにしっかりと声を挙げてゆくこと。
政党も政治家もいい政治をするためにある。いい政治とは国家・国民のための政治。民主党のために政治があるわけではない。これこそ政治の原点。迷ったときは原点に立ち返り、物事を判断してゆきたいと思います。
本日電撃記者会見。小沢氏が政治倫理審査会に出席する意向を表明。
政治倫理審査会に出席しなければならない「合理的な理由」はないが、政治家としての判断と強調。つまり政治的な意味合いはあるということ。
囲碁でいうところの「布石」を打ったんだな、と感じました。
来年度の財政投融資について説明を受ける。今年の春頃には特別会計検証チームの中で、私は財政投融資特別会計を担当、おそらく1兆円程度の剰余金が出るだろうと予測して、レポートを提出しました。その時は「そのなのムリ」という声の方が多かったのですが、来年度予算には1兆ほど貢献。見立て通りです。良かった。
夜は急遽小沢氏の声がけで夕食会。なんと焼肉。「なんと」というのは、小沢氏はお肉を食べないようにしているからで、例えばカレーライスなんかもシーフードカレー。まあたまにはお肉食べてもいいかも。
民主党も年内最後の役員会が終わって仕事納め。野党のころは与党と闘うことが大部分を占めていました。政権を獲得しないと思い通りの政治はできないからです。しかし与党になったら、野党と闘う必要はないし、ましてや党内で闘う必要など全くない。与党はその多数の力で国民のための政治を行うことが一番大切なこと。もはや与党、「根っからの野党」ではないはずなんですが。
前にも述べた通り、連立交渉をするなら政策合意が大前提。連立政権づくりは、水面下で政策責任者同士が話合って政策協定を結び、その上で党首間で合意するもの。政策協議もしないでいきなり入閣を要請するなどいかがなものかと思う。
しかも今回の連立相手に選んだ政党では、参議院でも過半数を確保できないし、衆議院での三分の二にも足りない。
どういう意図があってのことなのか、皆目分かりませんが、連立要請が事実だとすれば、官邸と民主党執行部は方向感覚を失っているように思う。政権として何を為すべきか、分からなくなってしまっているのではないのか、ひじょうに心配です。
どうにもよく分からない。
昨年の8月、国民の皆さんに約束した数々の政策。できたものもあればできていないものもある。できていないものについては、これからどのように実現するのか、しっかりと道筋を示さなければならない。
すぐにできなくても、リスケジュールして実行するという、その姿を国民の皆さんに示さなければなりません。ところが現政権は、公約実現自体を諦めているかのように思える。これでは話になりません。
約束したことが実行できない一方で、野党ととの裏取引で予算や法案を成立させカッコだけつけようとしているかに思える。小沢氏の政倫審出席や小政党との連立提議などですが、まったくもって政治の本筋ではない。そしてさらに問題なのは、国会対策のつもりでやっていることが、全く国会対策になっていないということ。
これが政権交代の目的だったのか?原点に回帰しなければなりません。
来年度の予算が閣議決定。国・地方を通じての予算の総編成替えという民主党の公約からすると、まだまだ道半ば。というか、予算の編成方法から変えないことにはダメだという思いを強くしました。
税については、行き過ぎた格差是正の観点が色濃く反映させられたと思う。また納税者権利憲章や税・社会保障共通番号制度(納税者番号制度)、地球温暖化対策税の導入を決定、永年の懸案に答えを出したという意味では、画期的。
さてこれらの予算と税制が次の国会で成立するかどうかが焦点。そういう意味で政局の季節となります。
天皇誕生の今日、皇居で行われた「宴会の儀」に妻と出席。
宴会の儀の行われる豊明殿に移動する前、控えの間で他の議員や大臣と談笑。あの人やこの人、今年お世話になった方や、党内政局の主人公である党幹部や大臣ともなごやかに懇談。この調子で挙党体制とはいかないものか?
陛下は77歳、喜寿。午前中は一般参賀を受けられ、午後からは各国大使を招いてのお茶会もあるとのこと。ご自身のお誕生日だというのに、激務です。お元気そうにお見受けしましたが、お身体には十分にお気をつけていただきたいものです。
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