自由と身勝手を混同した結果、日本は弱肉強食の格差社会という妖怪を生み出してしまった。本当の自由とは、誰もがともに生きていける「共生」の理念が前提であり、それを保証する規律と責任を伴うものである。その「共生」のルールが公正に他ならない。政治、経済、社会のすべてにおいて、筋の通った「公正な国」をつくる。それによって真に豊かで世界からも尊敬される日本を築くことができる。
強いものだけが勝ち残る社会、政治家や役人に取り入った人だけが得をする社会では、公正な社会とは言えない。一人一人の持っている能力が適切に評価される社会、黙々と働く人、努力する人、正直者が報われる「公正な社会」を目指す。
また頑張りたくても頑張れない人も多数存在する。「公正な社会」とは、排除される人のいない社会である。
「公正な社会」づくりのため、財政再建の名の下、ズタズタにされてしまった財政のもつ所得再分配機能を取り戻す。
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