税制について連載しましたが、税制についての不満というのは、多分に使い道によるところが大きいと思う。
「こんなムダ遣いをしているのか」という思いは、厳しい中から税金を納めている人のほうが強く持つのは当たり前の話。高速道路だって空港だって、あればもちろん便利に決まってますが、「何でこんな財政状況の今つくらなければならないのか?」と首をかしげるを通り越して、頭にくることもしばしばあります。なんせこの国には800兆円近い借金があるのですからその思いも当然です。
納得できれば、納めても良いと考える人でも、納得とは程遠い状況で諦めている人も多いことと思います。
政治判断は、物事をスタートさせるときよりも、物事を止めるときのほうが重要です。存在しているものには何らかの存在意義があるわけですが、それを時代の要請、状況の変化に応じて中止や廃止を判断してゆくこと。それこそが政治の決断ではないかと思います。
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